結婚を守るための不倫 - セックスレスに苦しむ妻たちの選択

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セックスレスに悩みながらも、結婚生活そのものは守りたいと考える妻は少なくありません。気持ちのすれ違いや満たされない孤独が積み重なる中で、不倫という選択に踏み出してしまうケースもあります。愛情と現実の間で揺れ動く心理や、その行動に至る背景には何があるのでしょうか。この記事では、セックスレスに苦しむ妻たちの本音と選択の理由に目を向けていきます。

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不倫と聞くと、多くの人は結婚の終わりを連想します。裏切り、離婚、家庭の崩壊。しかし、ある女性たちにとって、不倫は結婚を終わらせるためではなく、むしろ結婚を続けるための手段になっているという現実があります。

これは道徳的に正しいとか、推奨すべきだという話ではありません。ただ、セックスレスという深刻な問題に直面し、あらゆる努力が実を結ばなかった女性たちが、最後の手段として選んでいる現実を見つめる必要があるのではないでしょうか。

日本のセックスレス問題の深刻さ

日本のセックスレス率は、世界的に見ても非常に高い水準にあります。日本家族計画協会の調査によると、既婚カップルの約半数がセックスレス状態にあるとされています。

セックスレスの定義は「特別な事情がないのに1ヶ月以上性交渉がない状態」ですが、実際には数年、あるいは十年以上という夫婦も珍しくありません。そして、多くの人が誤解しているのは「セックスレスは男性側の問題」という思い込みです。

確かに、ED(勃起不全)や仕事のストレスで性欲が減退する男性は多いでしょう。しかし、女性側が性的な欲求を持ち続けているにもかかわらず、パートナーから拒否され続けているケースも決して少なくないのです。特に日本では、出産後に夫が妻を「母親」として見るようになり、性的な対象として見られなくなるという現象がよく指摘されています。

また、長時間労働や疲労から、夫が性交渉を避けるようになるケースもあります。妻が「夫婦の関係を改善したい」と訴えても、「疲れている」「そういう気分じゃない」と繰り返し拒否される。何度も話し合いを試みても、状況は変わらない。そんな状態が何年も続いたとき、女性たちはどうすればいいのでしょうか。

「離婚したくない妻」の不倫という選択

セックスレスに悩む妻たちの中には、離婚を望んでいない人が多くいます。夫のことは愛している、子どもたちのために家庭を守りたい、経済的な安定も重要だ。

ただ、性的な欲求だけが満たされていない。このような女性たちにとって、不倫は結婚生活を維持するための「補完的な手段」になることがあります。彼女たちは新しい恋愛を求めているわけではありません。夫を捨てて別の男性と人生をやり直したいわけでもありません。

ただ、夫婦生活で欠けている部分だけを埋めたいと考えているのです。ある既婚女性の言葉を借りれば、こういうことです。

「夫は素晴らしい父親で、頼りになるパートナーです。ただ、もう何年も私を女性として見てくれない。私はまだ40代で、性的な欲求があります。でも離婚は考えられない。だから、身体だけの関係を持てる相手を見つけました。それで家庭の平和が保たれるなら、それでいいと思っています」

このような考え方は、倫理的に受け入れがたいと感じる人も多いでしょう。

しかし、彼女たちは軽々しくこの選択をしたわけではありません。何年もの間、夫と話し合い、カウンセリングを受け、関係改善のためにあらゆる努力をしてきた末の、最後の手段なのです。

女性の性欲と「慣れ」の問題

長年、男性の方が性欲が強いと考えられてきました。しかし、最近の性科学の知見では、必ずしもそうとは言えないことが分かってきています。特に、長期的な関係においては、女性の性欲の方が「慣れ」の影響を受けやすいという指摘があります。同じパートナーとの性生活が長く続くと、女性の方が飽きを感じやすく、欲求が低下しやすい傾向があるようです。

しかし、これは「女性の性欲が低い」という意味ではありません。むしろ、新しい刺激や目新しさに対しては、女性の性的反応は非常に敏感だということです。つまり、セックスレスになった結婚生活では性欲を感じなくなった女性が、別の男性との関係では強い欲求を感じるということが起こり得るのです。

また、日本特有の問題として、家事や育児の負担が女性に偏っていることも、夫婦関係に影響を与えています。疲れ切った妻が夫に対して性的な魅力を感じられなくなる、あるいは夫への不満や怒りが性欲を減退させるという現象もあります。

そんな状況で、家庭の外に目を向けたとき、そこには家事も育児も関係ない、純粋に身体だけの関係があります。それは逃避であり、同時に自分自身を取り戻す行為でもあるのかもしれません。

感情のない「機能的な不倫」

ここで注目すべきは、こうした女性たちの不倫が極めて「機能的」であるという点です。彼女たちは恋愛感情を求めていません。ロマンスも、甘い言葉も、デートも必要ないのです。

必要なのは、性的な満足だけ。ある女性はこう語っています。

「私が求めているのは、確実にオーガズムに達することだけです。愛の言葉も、食事も、プレゼントも要りません。月に2回ほど会って、身体の関係を持って、それで終わり。感情を持ち込むと面倒になるので、そういう雰囲気になりそうな相手とは関係を続けません」

このような割り切った関係を維持するために、彼女たちは明確なルールを設けています。

  • 相手は既婚者が望ましい(お互いに失うものがあるから安全)

  • 連絡は必要最小限にする

  • プライベートな話はしない

  • 会うのは月に数回程度

  • 感情的な依存をしない、させない

さらに興味深いのは、複数の相手を持つことを選ぶ女性が少なくないという点です。これは貞操観念の欠如ではなく、むしろリスク管理の一環と言えます。

「夫だけに性的に依存して、結果的にセックスレスになった。同じ失敗を繰り返したくない。だから、一人の不倫相手にすべてを期待するのではなく、複数の選択肢を持つようにしている」

こうした考え方は、一見すると冷酷に思えるかもしれません。しかし、彼女たちなりの学習と適応の結果なのです。

不倫が結婚生活に与える意外な効果

皮肉なことに、こうした「機能的な不倫」が結婚生活を改善する効果をもたらすこともあるようです。性的な欲求不満が解消されることで、夫へのイライラや不満が減少します。セックスレスが原因で夫を責めたり、冷たい態度を取ったりすることがなくなります。

むしろ、性的に満たされることで心に余裕が生まれ、夫に対してより優しく、穏やかに接することができるようになるのです。子どもたちにも、より良い母親として向き合えるようになります。

「不倫を始めてから、家庭が明るくなったと夫に言われました。皮肉なものですが、私が外で性的に満たされることで、家では良い妻でいられるんです」

このような状況は、道徳的には受け入れがたいものです。しかし、当事者たちにとっては、これが家庭を守るための現実的な解決策になっているのです。

見えない苦しみとタブー

日本社会では、女性の性的欲求について語ることがタブー視される傾向があります。特に既婚女性、母親となった女性が「性的に満たされていない」と声を上げることは、非常に難しい状況にあります。

「良い妻」「良い母」というイメージと、性的な欲求を持つ女性というイメージが、社会的に両立しにくいのです。そのため、多くの女性が一人で悩み、誰にも相談できないまま苦しんでいます。

友人にも話せない、親にも話せない、カウンセラーに相談しても「夫とよく話し合ってください」という一般論で終わってしまう。夫に何度訴えても変わらない現実がある中で、「もっと話し合いなさい」というアドバイスは、もはや意味をなさないのです。

そんな孤立した状況の中で、同じ悩みを持つ女性たちがSNSや匿名掲示板で繋がり、情報交換をしている現実があります。「セックスレスで不倫した」というハッシュタグや、既婚者向けマッチングアプリの存在は、こうした需要がいかに大きいかを物語っています。

結婚という制度への問いかけ

この問題は、結婚という制度そのものへの問いかけでもあります。なぜ結婚前に、性生活についてきちんと話し合わないのでしょうか。結婚式の準備には何ヶ月もかけるのに、夫婦としての性生活の期待値や、もしセックスレスになったらどうするかという話は避けられがちです。

なぜ「性欲は変わらないもの」と思い込んでいるのでしょうか。人生の他のすべてが変化するのに、性的な欲求やニーズだけは一定のままだと考えるのは現実的ではありません。

なぜ「話し合えば解決する」と簡単に言えるのでしょうか。何度も話し合っても、相手が変わらない、あるいは変われない場合、どうすればいいのでしょうか。一方が性交渉を望み、もう一方が望まない場合、どちらの権利が優先されるべきなのでしょうか。

これらは簡単に答えが出る問題ではありません。

しかし、少なくとも、セックスレスで苦しむ人たち(男性も女性も)が、もっとオープンに悩みを語れる社会になる必要があるのではないでしょうか。

最後に:道徳と現実の間で

この記事は、不倫を正当化するものでも、推奨するものでもありません。不倫は、配偶者への裏切りであり、発覚すれば家庭を崩壊させるリスクがあります。法的にも、不貞行為として慰謝料請求の対象になります。

しかし、一方で、何年もセックスレスに苦しみ、あらゆる手段を尽くしても状況が変わらず、離婚もできない(あるいはしたくない)女性たちの現実も存在します。彼女たちは、道徳と現実の狭間で苦しみながら、ギリギリのバランスを保とうとしているのです。

もしかしたら、必要なのは彼女たちを批判することではなく、なぜそのような選択をせざるを得ない状況に追い込まれたのかを理解し、セックスレスという問題にもっと真剣に向き合う社会的な議論なのかもしれません。

結婚生活において、性生活は些細な問題ではありません。それは人間の基本的な欲求の一つであり、無視され続ければ、人は何らかの形で解決策を見つけようとします。その解決策が、必ずしも社会的に受け入れられる形とは限らないのです。

 

弁護士 大西信幸
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